2011年12月30日金曜日

野田総理よ、おまえもか!

片山さつきと言う才女が自民党にいる。ビートたけしの年末特番『ガチバトル』で、予算に絡んで「交付国債」と言う手法を民主党が次年度予算でこっそり使っている事を指摘してインチキ呼ばわりしていたので、気になって彼女のブログを見てみた。
表面上赤字国債発行額を押さえて、いかにも努力しましたと民主党は説明しているが、年金会計から取り崩す事を前提にこの国債をこっそり使ってごまかしていると言うのだ。この手法を使うと、今後政府は国会論戦をスルーパスして勝手に予算編成する事になり、その付けは将来に密かに廻されてしまうのだそうだ。
野田は、ルーピーやスッカラカンより少しはマシかと思っていたが、こんな卑怯な手法をしかとして使うようだと、本当に4人目を探さなくてはダメかもしれない。
http://satsuki-katayama.livedoor.biz/archives/6521638.html

今年を振り返って

平成二十三年(辛卯)、西暦2011年、
私の生涯の中で最も衝撃的な一年だった。
言うまでもない、東日本大震災である。
こんな事が、本当に日本で起こるなんて想像すらできなかった。
犠牲になられた方に心よりご冥福をお祈りするばかりだ。

今年を振り返ってみると、世間的には以下のような事件が記憶に残ったようだ。
(読売新聞の読者が選ぶ10大ニュース:日本国内篇より)


(1)東日本大震災、死者・不明者約2万人
三陸沖を震源とする国内観測史上最大のマグニチュード(M)9の地震が3月11日、発生した。岩手、宮城、福島3県の沿岸は、高さ10メートルを超す大津波に襲われ、壊滅的な被害を受けた。
(2)サッカー「なでしこジャパン」世界一
サッカーの第6回女子ワールドカップ(W杯)ドイツ大会の決勝が7月17日(現地時間)に行われた。日本代表「なでしこジャパン」は、米国をPK戦の末に下し、初優勝した。
(3)福島第一原発事故で深刻な被害
東京電力福島第一原子力発電所で3月12日から15日にかけ、東日本大震災による全電源喪失で冷却不能になった1、3、4号機の原子炉建屋で、相次いで爆発が起きた。
(4)大相撲で八百長発覚、春場所中止に
日本相撲協会は2月6日、大相撲で八百長が発覚したことを受け、春場所の中止を決めた。不祥事が原因の中止は初めてで、協会は、計25人の親方、力士を角界から事実上、追放した。
(5)新首相に野田佳彦氏
民主党の野田佳彦前財務相は9月2日、第95代、62人目の首相に就任し、野田内閣が発足した。直後の読売新聞社の緊急全国世論調査で、内閣支持率は65%を記録した。
(6)スカイツリー「世界一」634メートルに到達
東京都墨田区に建設中の東京スカイツリーは3月18日、着工から2年8か月を経て、目標の高さ634メートルに到達した。
(7)大型台風上陸相次ぎ記録的被害
台風12号が9月3日、四国から中国地方を縦断し、同21日には、15号が静岡県に上陸した。二つの台風で、記録的大雨による被害が相次ぎ、死者・行方不明者は計112人に上った。
(8)大阪ダブル選、「都構想」で共闘の橋下氏が大阪市長、松井氏が府知事に初当選
大阪府知事選と大阪市長選は11月27日に投開票された。橋下徹前知事が大阪市長、松井一郎前府議が知事にそれぞれ初当選し、橋下氏率いる地域政党・大阪維新の会が完勝した。
(9)テレビ放送が地デジに移行
地上波テレビのアナログ放送は、東日本大震災で被災した岩手、宮城、福島の3県を除き、7月24日に終了し、地上デジタル放送(地デジ)に完全移行した。
(10)節電の夏、37年ぶり電力使用制限令
政府は7月1日、東日本大震災後の夏場の電力不足に備え、東京電力と東北電力管内の大企業などに対し、昨夏比15%の節電を義務付ける電力使用制限令を発動した。

ちなみに、30位までは、
(11)電力不足により1都8県で計画停電実施
(12)小笠原諸島と平泉が世界遺産に
(13)円相場が戦後最高値
(14)野田首相がTPP交渉参加を表明
(15)島田紳助さん引退、暴力団と交際で
(16)「タイガーマスク運動」広がる
(17)古川さんが宇宙に5か月半滞在
(18)プロ野球日本一にソフトバンク
(19)焼き肉店の生肉食中毒で5人死亡
(20)オウム真理教裁判が終結、死刑判決13人
(21)オリンパスが巨額損失隠し
(22)小沢民主党元代表を強制起訴
(23)日本のスパコンが世界一奪還
(24)菅首相が退陣表明後も居座り混乱
(25)東京・立川で国内最高額の6億円強奪
(26)九州新幹線が全線開業
(27)上野動物園にパンダ復活
(28)統一地方選、都知事は石原氏4選
(29)新燃岳が52年ぶり爆発的噴火
(30)大王製紙前会長を特別背任容疑で逮捕


さらに、世界に目を向けると、


(1)タイで洪水被害、日系企業も大打撃
タイ中部で9月以降、大規模な洪水が発生し、700人近くが死亡、200万人以上が家屋浸水などの被害を受けた。中部アユタヤなどでは七つの工業団地が水没し、入居する日系企業約450社の工場が打撃を受けた。この影響でサプライチェーン(部品供給網)が寸断され、周辺国や日本、北米の自動車工場までが生産停止を余儀なくされるなど、混乱は世界に広がった。
(2)ウサマ・ビンラーディン殺害
米軍の特殊作戦チームは5月2日(パキスタン時間)、2001年9月11日の米同時テロを首謀した国際テロ組織アル・カーイダの指導者ウサマ・ビンラーディンを、パキスタンの首都イスラマバード近郊の隠れ家で殺害した。
(3)チュニジアで長期独裁政権が崩壊、エジプト、リビアにも「アラブの春」
北アフリカのチュニジアで1月14日、ベンアリ政権が全土に広がった退陣要求デモに屈して崩壊した。その後、民衆デモはエジプトにも飛び火し、2月にムバラク政権が倒れた。長期独裁体制に対する民主化要求の動きは、リビアやシリア、イエメンなどアラブ諸国に広がった。
(4)ニュージーランド地震で日本人28人を含む180人以上死亡
ニュージーランド南島の最大都市クライストチャーチ付近で2月22日、マグニチュード(M)6・3の地震があり、日本人28人を含む180人以上が死亡した。
(5)ユーロ危機深刻化、欧州各国に波及
巨額の財政赤字を抱えるギリシャの財政危機が、10月以降、イタリアなど欧州各国に波及し、ユーロ圏全体の信用不安に発展した。
(6)中国高速鉄道で追突事故、40人死亡
中国東部の浙江省温州で7月23日、高速鉄道の列車が別の列車に追突し、乗客40人が死亡した。
(7)米アップル社のスティーブ・ジョブズ会長が死去
米アップル社の共同創業者、スティーブ・ジョブズ氏が10月5日、56歳で死去した。
(8)世界人口が70億人突破
国連の潘基文(パンギムン)事務総長は10月31日、世界の人口が70億人に達したと発表した。
(9)中国が日本を抜き世界第2の経済大国に
中国の経済規模が、日本を抜いて世界第2位となった。
(10)英ウィリアム王子が結婚
英国の王位継承順位2位のウィリアム王子とキャサリン(愛称ケイト)・ミドルトンさんの結婚式が4月29日、ロンドンのウェストミンスター寺院で行われた。
(番外)金正日総書記 死去
北朝鮮の金正日キムジョンイル総書記が12月17日、死去した。69歳だった。同国営メディアは同19日、総書記が現地指導に向かう列車内で急性心筋梗塞により亡くなったと発表し、三男の正恩ジョンウン氏が後継者になることを伝えた。

11位以下は、
トルコ東部の地震で600人以上死亡
ノルウェーで爆弾・銃乱射テロ、77人死亡
スペースシャトルが最後の任務終了
アフリカ・中東の3女性にノーベル平和賞
ソニーにサイバー攻撃、個人情報流出1億件超
ドイツ、イタリアなど欧州で脱原発加速
ニューヨークで格差是正求めデモ、若者ら700人逮捕
内部告発サイト「ウィキリークス」が米公電25万件を無修正で公開
米国債が初の格下げ
ミャンマーが民政移管完了
米南部の竜巻で死者多数、原子炉停止
南スーダンが独立
米軍がアフガニスタンから撤収開始
パレスチナが国連に加盟申請、ユネスコは加盟承認
G8サミットで原発安全強化の首脳宣言
2018年冬季五輪は韓国・平昌
オバマ米大統領がアジア太平洋地域重視の新戦略発表
ロシアのプーチン首相が来春の大統領選に立候補の意向表明、4年ぶりの復帰へ
モスクワの空港でイスラム過激派が自爆テロ、36人死亡
タイ首相にインラック氏就任、初の女性首相

あまりにいろいろとありすぎて、一言で総括はできそうにない。
お正月をはさんでゆっくりと考えてみたい。
さらば、ウサギ年。


2011年12月29日木曜日

ついに、中国のバブルははじけるのか?

一連の忘年会が昨夜で終了した。一年の締めと言うものはやはり意義があるなぁ、と言うのは、一献傾けながらお集りの皆さんの今年の印象やら情報を生で聞く事ができるからだ。(ただ酒が好きで毎夜毎夜飲み歩いていたのではけっしてないのです)
そのなかで気になった事がいくつかあるのだが、特にほぉと思ったのは中国の土地バブルの崩壊の兆しの事だ。何人かの中国ウオッチャーの方から聞いてはいたが、最近中国を訪れたS氏によれば上海や北京の住宅ビルが夜暗いのだそうだ。昼見ると高層マンションビルが気持ちが悪いくらいにょきにょきと林立しているが、夜になると灯りが点かないビルばかり、真っ暗なのだそうだ。今年になって中国政府はマンションの2軒目から頭金を30%積む事を義務づけ、3軒目は60%とした。それが急ブレーキとなり、不動産価格が暴落を始めたようなのである。しかも、値上がり目的で内装もしていないような物件がほとんどとなると、いったん下がり始めると、さらに下げを呼び、止める事ができなくなってきたらしい。
さらに、土地だけではない。証券業界も20%の売上げ落ち込みだと言う。
ついに、金融インチキ国家の化けの皮が剥がれる時がそこまで来たのかもしれない。

http://searchina.ne.jp/bz/cs/disp.cgi?y=2011&d=1228&f=business_1228_076.shtml

2011年12月28日水曜日

難破船からネズミが逃げるように

50とか100人ならともかく、8,9人ではどうなるものでもあるまいに、民主党からあいつぐ離党者が出ている。しかも、政党助成金がもらえるように今日を目途としているらしい。理由は、消費税増税に反対、あいつぐマニュフェスト破綻に嫌気がさした為、らしい。なんとも不甲斐ない、をず〜と通り越して呆れ返って開いた口が塞がらない。
なるほど民主党には、すっかりダマされた。
しかしそれは党員全員が責めを負うべきで、自分の意見が通らないから辞めて、金は貰います、と言うのとは全然違うのではないか。現政府の方針に反対ならば、党内を論破して正論を通すのが議員の第一の務めのはずだ。
できなければ腹を切る。つまり議員を辞めれば良いのである。
http://blogos.com/news/political_realignment/

2011年12月26日月曜日

中国国債の購入は、野田総理の経済音痴を証明?

北京で温家宝と首脳会談。また、野田総理のパフォーマンスか、玉虫色で時間の無駄とちゃうか、等と読み飛ばすところでしたが、報じた記事をよ〜く読むと大変な事が書いてあるのです。
前段の、朝鮮半島の安定うんぬん、拉致問題を巡るうんぬん、などは結局「善処しましょう=何にもしません」と言っているだけで、まぁ、予想通り。
問題はそのあとです。
ーー貿易の支払いに米ドルではなく円や中国の人民元を使うことを促すことや、日本政府による中国国債の購入など両国の金融協力を進めることでも合意。ーー
とあるじゃあありませんか!
べつの報道で調べてみると、これまで中国側は10兆円ぐらいに本国債を購入していますが、日本側の中国国債の保有はゼロでした。それを、7800億円日本が購入すると言うものです。外貨準備高の1%にもなりませんので、目くじらを立てるほどではありませんが、彼の金融インチキ国家の通貨を日本政府が所有する事はそれの価値を認めた事になります。中国が近い将来バブル破綻を起こした時に、(ギリシャの例を見たばかりですが)この国債は紙くずになる事も懸念されます。誰が責任を取るのか?とにかく、外交音痴に加えて経済音痴である事は間違いないようだから、この際、他の案件のように玉虫色で何にもしない法が無難ではないのかと思いますね・・

http://www.asahi.com/special/minshu/TKY201112250200.html

2011年12月23日金曜日

「総括原価方式」という奇怪なるシステム

企業努力と言うものをあざ笑うかのような、東京電力の値上げ。大手法人(はい、2割。だそうだ・・・)だけでなく家庭の料金の値上げも実施される事は法律で認められるいるなんて、こんな馬鹿げた事があるでしょうか。
その名は「総括原価方式」
原料が上がろうと、為替が変動しようと、補償がふくらもうと、さらには、社員への極端な福利厚生をいかに上積みしようと、全て、原価が上がればそれに一定の計算方式を掛けてで料金を決められると言うものです。
地域独占だからこそ可能な、この競争原理を排除したシステム。市場競争の中でのたうち回って日々凌いでいる皆さん、どう思われますか。


http://blogos.com/article/27609/?axis=p%3A0

パンダを仙台へ、なぜ今、しかも大金を支払ってまで・・・

野田総理は、パンダを仙台へ借りてくる事に尽力しているんだそうだ。朝鮮半島の情勢にはまったくと言って良いほど出遅れておいて、日中友好だか何だか知らないが、何億円も払って借りてくる価値があるのだろうか?そのお金を復興に使った方が良いのではないかなぁ。まぁ、こどもたちの夢を叶えると言う事であれば・・・
(しかし、政府が外交音痴である事は日本の不幸だと言わざるを得ない)

と、facebookで発信しましたところ、「友達」から、実に興味深い反応が寄せられました。
Kさんーー子供達の夢をかなえるという前に子供達に安心して生活できる環境の整備(放射能除染)が優先されるべきだと思います。同じ税金を投入うするのであれば政府として為すべきことは優先順位の説明とその実施でしょう。
Mさんーーなぜ? ここでパンダ? それも金払って…
Tさんーー以前であればODAとしての意味と内需拡大効果もあったと思いますが、このタイミングには違和感があります。
しかもつがいだと聞きました。


などなど、


私は貴重なご意見に対し、こんなふうにつぶやきました。


・・・1億2億と言う金額が、日本の中枢で政治をやっていると感覚が狂うんでしょうね。何兆円と投入するんですから、そのくらい東北のこどもたちの夢に使って何が悪いと言う感じなんでしょうかね。ただ、このお金は1円と言えども。全部が税金と、もう一つ罪が深いのは借金(その子供達の未来から取り立てるお金)だと言う事です。除染、インフラの整備、職の確保・・・やるべき優先事項が多すぎて枚挙にいとまがありませんですねぇ。


・・・中国政府は人気のあるパンダを外交の手段として、しかも抜け目の無い事に膨大なお金を稼ぎながら、有効に使ってきます。べつに、そんなものはありがたがって受け入れなければ良いだけの話だと思うんですが、なにか大人としていいことをしたような気にさせられる所が、マインドコントロール下に置かれているようで、気持ちが悪いのは私だけでしょうかねぇ?


・・・中国にお金を落としてやって貧困から抜け出す手伝いをしていたと思ったら、今や昔、彼らは我が国を自分の手の内におき、シュリンクする日本経済を横目で見ながら冷笑を浴びせつつむしり取ると言った、構図になっていますね・・・


http://www3.nhk.or.jp/news/html/20111223/t10014864051000.html

2011年12月16日金曜日

奥のふか〜い、出会い系の詐欺話

テレビで有名な辛坊治郎氏のブログにこんな話がのっていた。
詐欺のテクニックもリアリティーがあって面白いのだが、
最後の一言に現代の世相というものを考えさせられた。

駅前からタクシーを拾ったところ、運転手さんがこんな話を始めたんです。

「世の中には頭の良い奴がいるらしいねえ。インターネットの出会い系なんて、口先だけで人をだまくらかして、金を巻き上げる商売があるんだねえ。」

私は眠かったので、「ほー」とか「へー」とか適当に大声で相槌を打っていたのが気にいられたのか、だんだん運転手さんの話が熱を帯びてきたんです。で、こんなことを言い始めました。

「いや、実は、その巻き上げられたのは、俺なんだけどね。」
「はあ、何でまた?」
で、長い話が始まりました。

「いやね、ある日パソコンのメールに、『おめでとうございます、50万円当たりました。』ってメールが来たのさ。それでね、半信半疑だけど、ホントにもらえりゃうれしいなと、メールに指示されるまま登録したんだよね。そしたら、50万円くれるのは、とある奉仕団体を主宰している有閑マダムだってことで、直接メールのやり取りをする事になったのさ。で、向こうがどうしても会いたいって言うから、じゃあ会いましょうってなって、場所の打ち合わせしようとすると、『ポイントが足りません』てなるのよ。メールのやり取り一回に付き200円要るんだね。今は便利だよね。コンビニで簡単に送金できるの。ちゃんと領収書だって出るんだよ。で、近くのコンビニに駆け込んでまた家に帰ってパソコンでメールのやり取りすんのよ。世の中には、お金払ってでもやりてえ女が居るんだなって感心して、かあちゃんに見つからないように、夜中にこっそりメールのやり取りすんの、凄い興奮したな。相手は、呉服問屋もやっててお金はいくらでもあるらしいんだ。俺は60歳のしがないタクシー運転手だけど、それでもいいかって聞いたら、それでいいっての。で、こっちも仕
事があっから、向こうの指定する待ち合わせ場所に夜中に家抜け出して行くわけにも行かねえし、あれやこれやで一週間くらいメールのやり取りして、使った金が一万八千円。いつも、あとちょっとで待ち合わせという時に、ポイントが切れるんだよね。で、もうやめようと思うと、『50万円じゃなくて、350万円くれる』って言うんだよ。それも、350万円用意した証拠の札束の写真迄送ってくれるの。おかしいなとは思ったけど、もしかしたらホントかもと思うとやめられなかったんだよね。で、いつも向こうが指定する場所に行って
も、場所が分からなくて会えなかったから、こっちが知ってる場所指定したんだよね。絶対間違えようがない場所をさあ。そんでね、夜中に出かけて行って三時間待ったんだけど、結局誰も現れねーの。で気が付いたんだよね。もしかしてこれって詐欺じゃねえのかって。お客さん。気を付けた方がいいよ。50万なんか、誰もタダでくんねえよ。でもねえ、一週間楽しかったなあ。着物の似合う三十代の淫乱女が、お金までくれて、やらしてくれるなんて、夢みてーな話だよね。」

私、口では「ほう、そうですか」と相槌打ち続けたんですが、正直「60にもなって、この手に騙されるかあ?」と思いながら聞いてました。でも、60歳の初老の男性でも騙されるなら、やりたい盛りでお金がなく、さらに自分が若くて精力にだけは自信があるなんていう20代、30代の男性ならイチコロかもしれないなって思ったんです。まあ、それにしても「このおっさんアホかしら」と思いながら聞いていたんですが、おじさん、最後にドキッとすることを言ったんです。

「いやね、ほんとにいい夢見せてもらったって感謝してるよ。パチンコで10万スル事思えば安いもんじゃない。それにしても政治もおんなじだよね。『年金増額します。高速道路はタダにします。子供手当くれます。税金は上げません。』あの政権交代の時の公約は、出会い系の手口と同じだったんだって気が付いたんだよ。みんな、いい夢見せてもらってありがとうって感謝しなくちゃね。」

運転手さん、さっき馬鹿にしてごめんなさい。慧眼に脱帽です。言いたかったのは、この話だったんですね。

2011年12月15日木曜日

山紫水明の地の夕日

昨夜、平原台のS氏のお宅で夕日を見る会が催されました。
頼山陽が「山紫水明の地」と絶賛した瀬戸内海はこの写真に写った、尾道から三原にかけてをさして言ったのだそうです。
若き日の山陽が恋人の平田玉蘊と船で遊覧をしたのもこのあたりだったのでしょうか。
4時47分でした。(もう少し撮影のテクニックがあればよかったのですが・・・)

シャンパンの美味しさもひとしおでした。

2011年12月14日水曜日

小中学校の大統合計画、是か非か?

尾道市が小中学校の大統合計画を発表しました。
少子化の進展により、児童生徒が11年度10639人から35年度には6843人に減ると言う予想にもとづき、短期的(16年度まで)には現在ある小学校31校を23校に、中学校を18校から16校にし、長期的(27年度)には15中小合同学校区に統合すると言う大胆なものです。
これまでの複式学級の解消と言う場当たり的なものから学校区の大幅な改変を伴う中大規模化にするというもので、教えられる生徒にとっても学習の効率化とレベルアップやクラブ活動の選択が広がる等のメリットが多く、よくここまで踏み込んだ事と、私としては大いに評価をする所です。
点数を付けるとすれば100点満点で90点、近隣の他都市が50〜60点くらいである事をおもえば、2重丸と言えましょう。
しかし、褒めるのはここまでです。
この案には重要且つ致命的なポイントが2つ欠落していると思うのです。
一つは、地域コミュニケーションと言う観点です。町の運動会や祭り、老人会町内会などは「小学校区」を基礎に長年伝統的に行われています。これが解消してしまわないかと言う懸念です。
もう一つは、どの学校を核にして残すのか、それは何故かと言う点です。
現在は、学校区は弾力化されていて定員に制限はあるものの希望の学校を自由に選ぶ事ができます。各学校は特色を打ち出し切磋琢磨してレベルアップし、生徒を呼び込む事で存続と拡張を図ると言う考え方です。これが、大きな学校区になる事で競争の必要がまったく無くなり、横並びになる事はおそらく明白です。
つまり、我が母校と言う意味でのコミュニティーの破壊と無競争によるレベルダウンが懸念されるのではないでしょうか。
その辺の解決策も含めたものであるならば、200点を差し上げるのにやぶさかでないのですが・・・
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/hiroshima/news/20111213-OYT8T01219.htm

2011年12月13日火曜日

「お嬢様の目は節穴でございますか!?」

「お嬢様の目は節穴でございますか!?」というのが流行っているのだそうだ。
テレビでは、名探偵顔負けの執事が、刑事でありながら推理能力はそこそこの美貌のご令嬢にそう言い放って、「謎解きはディナーのあとに」事件を解決に導くストーリー。我々視聴者は、風祭警部(椎名桔平)のへぼ推理ぶりを笑い、令嬢(北川景子)の狼狽ぶりを楽しみ、頭脳明晰な執事(櫻井翔)の明解決ぶりに溜飲を下ろす。

テレビのドラマはこれで良いのだが、現実の政治や事件がこうでは、これは困る。しかし、耳や目に飛び込んでくる現実はこれよりはるかにヒドいのではないだろうか。
例えば、京都議定書の延長問題に、日本は参加しないで15年に決定する事を決めて閉幕した事は、大きな成果だったと報じている、ちょっと何を言っているのかよく判らないが・・・?(元々私は二酸化炭素が地球温暖化の主犯ではないと思っているのだがそれはさて置き)真剣にCO2を地表から縮減したのなら、排出の多い国(特に中国とアメリカ)が、世界で最も効率の良い生産構造の日本をお手本にして、ノウハウ料を日本に支払って改革すればよいのである。それしか現実的に削減する方法はないはずである。世界の環境問題専門家と称する人の目は節穴ではないだろうか?
例えば、消費税を上げなければ財政を健全化できないと政府や財務の専門家は主張している。歳出を減らして税収を上げる事でしかプライマリーバランスの回復ができない事は、足し算と引き算が分かれば小学生にでも自明の事だ。「増税」とは民間の効率の良い金を使い方の非効率且つ不明確な政府部門へ廻す事だから、経済の収縮を起こしかえって税収の減少になる事は、過去の日本でも例挙にいとまがないし、世界中の常識でもある。
不退転の決意で、仁王立ちになってでもやらなければいけないのは、(国債の増発)財政支出の増加によらない経済成長の実現、それに伴う税収の自然増である。
野田総理の目は節穴ではないだろうか?
TPP参加に関しても、福島原発事故の処理に関しても、報じられる事をまともに聞けば聞くほど、見れば見るほど、政策責任者や権威筋やそれを報じるマスコミ等の目は節穴ではないかと疑わざるを得ないではないか。
現実社会のへぼ刑事とお嬢様は、政治家と、マスコミではないだろうか。
只、悩ましい問題は、明解決を任せられる頭脳明晰な執事が見当たらない事だ。

2011年12月8日木曜日

オーストラリア紀行-シドニー篇「ボンダイビーチ」

南半球はまさにこれから夏本番。シドニーハーバーの南側、南太平洋のタスマン海に面して点在するビーチを総称してサザンビーチと呼びますが、その中心はこの「ボンダイビーチ」。アポリジニの言葉で「岩に砕け散る波」と言う意味そのままに、1キロに渡って広がる青い海と白い波頭のコントラストが実に美しい所です。サーフィン天国としても知られていますが、もう一つ、オーストラリアで初めてトップレスが認められた浜としても有名です。さぁ、ウォーリーを探せ、じゃなくて、トッピレスを・・・見つかりますかね?
どうしてもと言う方の為に反対側をもう一枚。

2011年12月7日水曜日

オーストラリア紀行-シドニー篇「スリーシスターズ」

今回のオーストラリア視察旅行報告は時間を遡って、先に行ったシドニーをこれから少しずつご披露します。
世界中どの観光地でも、そこへ行ったら必ず見なくっちゃぁという所があるものですよね、和歌山なら高野山、静岡なら富士山、見たいな。まさにそれ、シドニーならブルーマウンティンズ、という定番中の定番です。
市内からバスで2時間、早起きしたメンバーも充分に睡眠が足りた頃、世界自然遺産であるこの地に到着します。白眉はエコーポイントから見るこの3つのとんがった奇岩です。むかし、むかし、美人3姉妹が魔物に見入られ捕まりそうになったその時、父親が魔法の杖で娘を岩に変え難を逃れます、彼も追いかけられて逃げると中で深い峡谷にその杖を落としてしまい、あわれ娘たちは岩となったままその姿を今に伝えています。

魔法の杖を落としたのは、こんな峡谷


「学校選択制」尾道方式大阪で実践か

注目の大阪では、橋下新市長がどんどん動き始めていますね。
我々尾道にとても深い関係がある教育問題。学校選択制に関するものです。
(今はごたごたして決別したようですが)前土堂小学校隂山先生は大阪府の教育委員として橋下府知事のブレーンでした。教育改革の方向を模索する時、尾道市の事例を相当研究して取り入れている事が、今回の学校選択制の方針指示に現れています。
尾道の実験はまだ十分にその真価を発揮しているとは思いませんが、土堂小学校方式は、まがりなりにも今も実践されています。大阪は選べるようにすること事で各学校自身が競争し切磋琢磨しそれぞれの個性を磨いてレベルアップするという本来の目的を目指しています。これを成功させるか、元の木阿弥に戻してしまうかは、大阪のみならず尾道自身の問題でもあります。
http://osaka.yomiuri.co.jp/e-news/20111206-OYO1T00271.htm?from=main1

2011年12月5日月曜日

メルボルン番外編、ポスト、海の家

郵便ポストは、南半球一高いユーレカタワー展望台にあります。謙虚ですね、オーストラリアで一番高いと表記してあります。(郵便料金の事ではありません念のため)

メルボルン市内から車で20分、リゾートビーチが広がります。冬は海水浴客で賑わうのですが、写真のカラフルな小屋は、プライベートの海の家です。さて、いくつかの小屋が売りに出ているのですが、そのお値段は、なんと2000万円ほどだそうです。ステータスなんだそうですが、驚きますね。

2011年12月4日日曜日

遅い秋、されど深い秋

今年は寒さがゆるかったため、紅葉は全国的にキレがないのではと予想した方が多かったようだが、実際は時期は遅れたが、以外や、色は奇麗だと言う情報がFB等には多いようだ。
写真は、尾道新高山のあづみ園の駐車場から撮影したものと、ひろしま美術館の入口、広島空港に隣接する三景園のもみじ橋付近、です。

オーストラリア紀行-メルボルン篇「ペンギンの行進」

市内からバスで1時間半、フィリップ島へ。メルボルン観光の定番、ペンギンの行進の観覧です。
今回オーストラリア視察旅行の最大の楽しみの一つでしたので大変期待して、黄昏れせまる午後7時を少し過ぎた頃、その浜へ降り立ちました。何百メートルに渡って桟敷が設置してあり千を越える観光客が海からあがってくるであろうペンギンを固唾をのんで待ちます。数十分待ったでしょうか、宵闇がせまる頃、3羽、10羽と、打ち寄せる波に紛れて小さな黒い影(体長は30センチくらい)が現れてきました。昼間漁に出ていて天敵のいなくなる夕方に陸の巣へ帰ってくるのですが、多い日はその数千羽にもなるそうです。陸続とあがってたペンギンたちは薄あかりの中ゾロゾロと行進し巣へ帰っていくのです。
カメラ等の撮影は厳格に禁止されていますので掲載した行進の写真はセンター内のパネルを撮影したものです
巣の中の写真は、センター内に設置された覗き窓からフラッシュ無しで撮影しました。